佐藤薬品工業では、各種医薬品の研究開発や品質管理、生産・パッケージングなど、製薬に関わる幅広い業務を行っています。国内における医薬品受託加工のリーディングカンパニーとして、お客様のあらゆるニーズに対応可能な万全の体制を築いております。
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研究開発

医薬品の受託メーカーならではの開発体制であらゆるテーマに迅速・柔軟・入念に取り組んでいます。

医薬品の製造受託、いわゆるアウトソーシングが年々活発化し、数多くのメーカーが委託側のみならず受託側においても新規参入を果たし、市場拡大が続いています。
このような状況下においても躍進の歩を緩めようとしない佐藤薬品工業の原動力の一つとして、他社の追随を許さない研究開発体制が挙げられます。その活動内容を大別すると、一つは委受託製造の技術移管で、もう一つは自社製品の開発ということになります。
前者は、委託先の製剤技術や試験方法に基づき、技術面・コスト面などにおける最適な手順の模索や製造機種の選定を行い、バリデーションから本生産へと迅速に展開し、いち早くビジネスを軌道に乗せることです。
一方後者は、一般用医薬品の開発を中心に自社単独開発、メーカーや販社との共同開発に取り組み、徐放性技術を始めとした豊富なノウハウを駆使し、様々なニーズにお応えすることです。
40年間にも及ぶ受託製造の実績をベースとした研究開発への取り組みは、他のメーカーには類を見ない強みとなっています。
これは、お客様の開発ポリシーやスタンスに接しながら、多角的な視点で事象を捉え、判断し、よどむことのない実務環境をキープし得る受託メーカーだからこそ可能となるのです。

移受託製造の流れ

受託加工メーカーとしてわが国で初めて米国FDAから内服固形製剤の製造許可を取得した佐藤薬品工業では、幅広いニーズに対応。的確かつシステマティックな展開で、医薬品メーカーの良きパートナーとしての役割を果たしています。

移受託製造の流れ

研究開発

GMPに準拠した高次元レベルの「クオリティ」を追求すること、これが私たちの活動の原点です。

医薬品は人々の生命にダイレクトに関与するものだけに、製品に対する「クオリティ」は常に完璧であることが要求されます。そういう意味においては、品質管理はまさに私たちの生命線であると言っても過言ではありません。
佐藤薬品工業では、品質保証部と品質管理部という2つの管理体制のもと、常に高品質の維持・管理を志向しています。
そしてそのためには、最先端のGMPを基準として、維持発展的に品質の向上を図ることが不可欠です。
品質保証部では、この規範に適合した製造工場の安定的かつ的確な管理ならびに全社的管理レベルの向上を推進。また、品質管理部においては、原材料の吟味はもちろん、各製造工程のチェックや最先端の分析機器を駆使した最終製品の品質保証により、お客様に「安心」を提供しています。
さらに、高度な分析技術の応用や委託メーカーの方々などからご提供頂く様々なアドバイスを糧として、常に高次元レベルの「クオリティ」を追求しています。

生産工程

私たちが志向し、実践していること、それはビジネスボリュームに応じたお客様主導の生産体制の構築です。

クロスコンタミネーションや異物混入を防ぐには、材料と作業者の接触を極力避けるとともに、密閉作業環境とすることが基本的要件となります。そういった観点から、佐藤薬品工業では「混合」「造粒」「錠剤コーティング」「PTP包装」など、製剤が暴露する各工程において、「1ルーム1マシン化」を推進しています。
とりわけ「混合エリア」においては、サニタリードラム容器を使用した自動投入方式を採用するなど、最新鋭の設備機器導入により、工程自動化を推進しています。
また、マテリアルハンドリングについても自動供給装置を設置するなど、情報と技術が一体となったシステマティックな生産体制の構築に日々余念がありません。
その一方で、各工程で稼動する多彩で精緻な設
備機器の精度管理にも、細心の注意を払っています。さらに、汎用機を基本にビジネスボリュームに応じた専用ラインも設置しており、ローコスト大量生産にも積極的に取り組むとともに、全工程の委受託を可能とした薬事法に対応すべく、包装工程の充実を図っています。
こういった体制を支える製造の各セクション、工程をトータルチェックする品質管理部門、そしてニュービジネスのインキュベーションに不可欠な研究開発部門が三位一体となり、ユーザーニーズに沿った的確なアクションを起こす――これが、佐藤薬品工業の骨格をなす生産工場です。
そしてさらに、次なる高みを目指して、新たな一歩を踏み出そうとしているのです。

製剤工程

設備

生産設備の充実は、優れた医薬品づくりのライフライン。これは、創業当初からの私たちの基本方針です。

医薬品の受託製造市場は、規制が緩和されるたびに発展してきたと言っても過言ではありません。昭和60年代初期に委受託工程の範囲が従来の2工程限定から最終包装を除く全工程に拡大され、1994年からの区分許可時代の到来によるさらなる規制緩和の後押しで、アウトソーシング機運は一挙に高まり、現在の市場形成へと至りました。
佐藤薬品工業ではこれらのビジネスチャンスを見逃さず、1964年の全自動カプセル充填機導入、1996年からの4度にわたる工場増設に見られるように設備投資、人員配置、新技術の体得をタイムリーに実践し、委受託製造を積極的に推進、この考え方はこれからも変わることはありません。
製造の全工程委受託時代を見据え、2,000パレットの保管量を誇るラック倉庫、ワースター装置を中心とする製造棟の増設を終えた現在もなお、次なる目標を常に探索しています。
先進設備と技術スタッフの有機的結合によるシナジー効果を発揮することにより、市場が求める製品をタイムリーに創出することができ、ひいてはそれが社会への貢献へとつながる――このような考え方のもと、佐藤薬品工業はさらなる市場拡大を図るとともに、企業としてのグッドウィルを醸成していきたいと考えています。

弊社が保有する生産設備を動画でご覧頂けます。

生産設備紹介ムービー

剤形パッケージ

常にユーザーオリエンテッドな立場から、使用感や品質安定性を考慮した剤形や包装のあり方を模索しています。

粉体、顆粒、コーティング顆粒など、様々な物性の薬物を充填するカプセル。佐藤薬品工業の本格的な発展は、様々な内容物を、扱いやすく、服用しやすいカプセル剤に加工するところからスタートし、それを起点としてパッケージ技術も高めてきました。

剤形に関しては、これまで長年にわたり蓄積してきた技術とノウハウを駆使し、徐放性製剤やコーティング製剤など、マーケットに求められる利便性の高い剤形を提供しています。
パッケージに関しては、PTP(Press-Through-Pack)包装にウェイトを置き、多品種少量生産用のコンパクトタイプから大量生産に対応する多機能タイプの包装機およびソフトウェアを有しています。

さらに、分包・集積・バンディングまでの一貫作業が可能な高速分包機やビン詰ラインなども導入し、業界の多彩なニーズに的確に対応しています。
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